西表島について

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西表島の気象情報


西表島の概要

西表島の面積は289.27平方キロメートルで周囲が約130km。沖縄県で二番目に多きな島です。島全体が国立公園(1972年)に指定されています。周囲の海も日本最大のサンゴ礁帯で「石西礁湖」として国立公園に指定されています。サンゴの種類は400種以上と言われています。 気候は亜熱帯海洋性気候に属し、年間の平均気温は24℃と温暖で平均降水量は2,400㎜です。 人口は約2,200人で14の集落が島の海岸部に点在しています。 産業は、観光業を中心に農業(稲作、さとうきび、パイナップルなど)、牧畜(牛)、漁業などが営まれています。 島の面積の90%が亜熱帯の自然林で覆われたジャングルの島。イリオモテヤマネコやカンムリワシ、セマルハコガメなど15の国指定天然記念物も生息しています。
西表島にも四季があります。(以下は個人的な感想です)参考までに。
春(3月4月5月)新緑(ウリズン)個人的にはこの時期が一番好きでおすすめな時期です。訪れる人が比較的少なく貸切状態の日もあります。とにかく緑の美しさと空の青さに目を奪われます。時々吹く南風(パイカジ)に思わず居眠りしてしまいそうな気候です。しかしこの時期、寒冷前線が頻繁に通過し天気が急変することがあり注意が必要な時期でもあります。梅雨入りは大体G.W時期と重なり約一か月と少しです。雨がシトシトと降り続く事は少なく、スコールの様な降り方になるのが特徴です。島に初カツオが並びアカショウビンが鳴き出す頃、夏の到来です。
夏(6月7月8月9月10月)盛夏は6月7月頃。いきなり暑さ全開です。梅雨明け後の太陽は極めて暴力的で情け容赦ありません。湿度が極めて高くジャングルの中は息苦しく感じることも。でも、西表の醍醐味はこのシーズン。。日焼け止めやサングラス帽子は必須アイテムで、水分の補給を忘れてはいけません。西表の夏は長く夏バテしそうですが海に囲まれた西表島。夜になると海風が心地よく、エアコンなしでも十分寝らる日もあります。この時期、太平洋高気圧にすっぽり覆われ晴天が続きます。台風が来ないと水不足になることもあり、災害にならない程度の雨台風は特に歓迎されます。台風が最も多くなるのは7月後半頃からで例年、5.6個の台風が上陸又は近くを通過して行きます。
秋(11月12月)短い秋。この時期がベストシーズンという人もいます。北からサシバが大群でやってくる頃、島に秋の訪れを告げます。日差しが和らぎ秋風が心地よく、まだ色とりどりの花が咲き、蝶もたくさん飛んでいてセミもまだ鳴いています。訪れる人も台風も少なくなってきます。のんびり大自然を満喫できる秋。水はまだ暖かく泳げる日もあります。
冬(1月2月)西高東低の冬型の気圧配置になると北風が強く吹きます。島の北側には暖かい黒潮が流れていて海水温が高い状態です。北からの強く冷たい風で雲が発生しやすくなり島は曇に覆われます。小雨が延々と降り続く年も珍しくありません。それでも冬型が緩めば時々太陽が顔を出します。日差しの強さは南国らしさ100%。晴れれば汗ばむ日あり、Tシャツ短パン姿でお正月を迎える年もあります。ちなみに雪は降りません。最も寒い日の最低気温が一桁行けば西表島の大寒波ですが滅多にありません。この時期にサクラが開花します。島はサトウキビの収穫作業で大忙しです。

 西表島のあれこれ

ジュゴン

人魚伝説で有名なジュゴンは、沖縄では海の神様です。人間の罪に対し津波などを起こす恐ろしい神様と考えられてきました。琉球王朝時代、不老長寿の薬として新城島(アラグスク)の人々はジュゴンを捕まえ琉球王朝に献上していました。島にはジュゴンを祀った御嶽があります。その後、残念ながらジュゴンの肉はお産を軽くするとかで食糧難の時代に乱獲されてしまい、今はもう八重山の海で見ることはほとんどありません。(何年かに一度ですが、未確認情報で見たという人はいます)現在は絶滅危惧種に指定されいています。いつの日か八重山にジュゴンが戻ってくる日があることを願うばかりです。海にはジュゴンの主食のアマモがたくさん自生しています。

竜涎香(りゅうぜんこう)

マッコウクジラから放出される分泌物の一種で、海岸に打ち上げられる灰白色のかたまりです。実はこれ大変貴重で高価な香料です。琉球王国時代にはこれを「鯨糞(くじらのフン)とか竜糞(りゅうのフン)」と呼んで、海岸に打ち上げられた「フン」を見つけた者は必ず各地の役所へ届けるように定めていました。役所では計量後、厳重に封印して首里へ送られました。良質の「くじらのフン」はだいたい500gで米750kgと交換されたそうですから、相当高価なものであったことがわかります。17世紀の書物には、琉球が世界で最も多くの竜涎香を産出する国と紹介されていました。今でも大変高価で、水に浮く金塊と呼ぶ人もいます。2006年1月オーストラリアの海岸を散歩してた夫婦が15キロの竜涎香を拾いました。なんと価格は3千3百万円!古文書には石垣島や和歌山の海岸で拾ったも記録も。しかしたら西表の海岸で拾えるかもしれませんよ。

燃える石

実は1885年から60年以上の間、島の西部を中心にいくつもの炭坑が存在していました。燃える石の存在は古くから知られていましたが、琉球政府はこの存在を隠していました。しかし、石垣の大浜加那という人物が鹿児島の商人に燃える石の存在を話したところから西表の炭鉱の歴史が始まります。最初は大倉財閥が事業を開始したが直ぐに撤退。その後、国家的事業(山県有朋の命により)として開始された西表の炭鉱は三井財閥が中心となって行われました。島の石炭は良質で最盛期には年間12-13万トンの石炭を産出、1400人の労働者が集まり映画館や芝居小屋まであったそうです。しかし、非常に過酷な労働環境の上、マラリアの蔓延していた当時の西表島。90%の労働者がマラリアに感染し戦争中は食料供給が間に合わず次第に衰退していきます。太平洋戦争が終わり再開する計画もありましたが採算面で撤退。今でも宇多良炭坑跡に行けば当時の様子が伺えます。

マラリア

今は既に根絶されていますが西表の歴史を語る上で、西表島とマラリアは切っても切れない関係です。  

イリオモテヤマネコ

20世紀に入ってから発見された中型以上の哺乳類はとても珍しく、また当初はネコ類でも原始的な形質を有する新属・新種と発表されたこともあって大きく取り上げられました。しかし、現在は遺伝情報の分析により、独立種ではなく、アジア東部に生息するベンガルヤマネコの亜種に分類されています。国の特別天然記念物。1965年に発見されました。 夜行性で昼間はあまり見かけることはありません。日没頃から活発に動き出します。水を全く恐れなで川を泳いだり潜る事も出来る珍しいネコです。主にネズミやクイナを食べますが死んだ猫の胃の内部からは70種類以上の生き物が見つかっています。標高200m以上高い所にはあまり生息せず低湿地滞を好みます。推定生息数は約100頭。 ~ハブよけネットに引っかかって出られないイリオモテヤマネコの昼の動画。この後、無事にネットから脱出し森の中に消えていきました~

カンムリワシ

全長55cm。全身の羽毛は褐色で、翼や腹面には白い斑点があります。尾羽は白く、先端部の羽毛が黒いのが特徴です。後頭部に白い羽毛の混じる冠羽が生えることが和名や英名の由来。湿地、水田、マングローブ林等に生息します。食性は動物食で、両生類、爬虫類、甲殻類、昆虫類等を捕食する。特にヘビを好みます。目の周りからくちばしの付け根までが黄色いのも大きな特徴です。よく、電柱の上でひなたぼっこしています。


リュウキュウアカショウビン

西表島の夏の渡り鳥。朝、アカショウビンの鳴き声でよく目が覚めます。体長は約27cm。翼開長は約40センチメートル。和名の通り体の上面の羽毛が赤褐色で、体の下面は橙褐色。腰は水色で、飛んだ時はこの水色がよく目立ちます。くちばしと足は赤く、目は黒い。雌雄ほぼ同色です。実はあの大きな赤いくちばしは柔らかいです。竹富町の「町の鳥」に指定されています。

ヒカゲヘゴ

大型の常緑木生シダで、日本では最大のシダ植物。沖縄本島から八重山諸島にかけての森林部でよく見られる。高さが平均5~6m、最大で15mほどになる。葉だけでも2m以上はある。幹には楕円形の模様が多く、蛇のような柄をしているが、これはヒカゲヘゴの成長に伴って葉柄が枯れて落ちた痕跡である。ただし次第に細かい気根がその表面を覆い、見えなくなる。新芽は幹の頂部より伸び、葉柄部から葉がゼンマイのような形状となった後に開いて成熟する。ヘゴ科の植物はシダ植物の中では比較的新しく約1億年前に出現したものであるが、ヒカゲヘゴはその大きさから古生代に栄えた大型シダ植物を髣髴させるものであり、その生き残りと呼ばれることもある。

セマルハコガメ

最大甲長19.5センチメートル。雨が降った後によく見かけます。甲羅の中に頭、足を完全に引っ込めて身を守ります。


~ヘビが苦手の方はここから下は見ないで下さい~

サキシマバブ

サキシマスジオ